利用者様から教わることがたくさん♪

利用者様とお話していると、教えていただくことがたくさんあります。

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楽しみを見つけるのが上手な女性の利用者様。

今日の会話にて。

「毎日、日の出がね、こっち(お部屋の窓)から上がるんです。

だからね、毎日毎日日の出を見るの。

すっごくキレイなんです。

季節によって太陽の通る道が変わるの。」

とお話くださいました。

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そして、

「太陽が出てきたらね、毎日拝むの。

何か良いことがありそうな気がして。(笑う)」

いつも、こんな楽しみを見つけてお話をしてくださいます。

拝んでいるところを想像すると、かわいらしくてかわいらしくて

私も聞きながら笑ってしまいます。

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また、最近ラジカセをお部屋に置かれたようで、施術中、

お気に入りのCDを聞かせてくださいます。

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しかも、EXILEが歌う日本の名曲とか、今人気のある人が

歌っているものばかり。

一緒に「良い声だね～」なんてお話しながら。

「私はしゃがれ声でこんなきれいな声は出せないから、

聞くのが一番良いの」

と、またまた笑って言われます。

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利用者様、今歩行器で歩かれていますが、

実は何年か前に大腿骨を折られ、

「歩けるようになることはもうない。車いす生活になります」と

お医者さんに言われたそうです。

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だけど、それはいやだと思い、入院中も少しずつ体を自ら

動かしていったそうです。

「同じ部屋の人たちはみんな諦めていて、何にもせずに

車いすにのっていたから、そうはなりたくないって思って

一生懸命頑張ったんです。だって、車いすになったら自由が

ないでしょ？」と。

それはそれは、相当な努力をされたことだと思います。

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お医者さんに車いすだと断定されても、こうやって歩けるように

なった利用者様。

今の目標は、「歩行器を卒業して、杖で歩けるようになること」。

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日々、歩行訓練を自力でされております。

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私は歩きやすくなるように、下肢の浮腫軽減、筋肉疲労の回復、

血行促進、膝の痛みの緩和のアプローチをさせていただいております。

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「いつも、気持ちがいいね～♡」と何度も何度も言ってくださいます。

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入居型の施設へ訪問をさせていただいてると、どうしても受け身になられる方が

多いのも事実で、もちろんそれは自然なことでもあるのだと思っています。

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ですが、ご利用者様のように、施設でも楽しみを自ら見つけたり、

こうなりたい！に向けて今できることをしたり、

環境のせいにして諦めずに、できることをコツコツと

続けられているお姿に、いつも勇気と元気をいただいております。

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また来週もあの笑顔にお会いできるのが楽しみです。