療育アロマの可能性について

療育アロマの可能性について

先日は毎月訪問させていただいてます

生活介護さんのもう一つの施設、

放課後デイサービスさんで

職員研修にわたしも参加させていただきました。

時折、参加させて頂いており

勉強の機会をいただきまして

とても有難いです。

毎回、実際の現場での課題を議題にされており

それがまた、とても勉強になっています。

今回は、研修の中で途中、先生より

「現場での療育アロマについて」

お話を振ってくださいました。

先生からみた

療育分野でのアロマの実践のお話と

わたしが実際に施設でアロマケアをして

皆さんの状態について気づいたことや

アロマケア後の変化について

シェアをさせていただきました。

先生からは、

子どもたちに

①ラベンダー

②ペパーミント

③オレンジスイート

の3つから香りを選んでもらうと、

ほとんどの子がオレンジスイートを選んだ、

というお話をしてくださいました。

人間は嗅いだことのある香りを

良いにおいと認識しやすいので、

大人に比べて嗅いだことのある香りが

まだまだ少ない子どもにとって、

柑橘の香りは数少ない馴染みの香り。

そんな理由と、

やはり柑橘の明るく元気な香りは

子どもにとって魅力的に感じやすい、

ということもあるのだと思いました。

大人でも柑橘の香りが苦手な人は

少ないので、

やはり皆さんに人気の香りです。

わたしがシェアした中で、

新たな視点と言っていただいのが、

多くの方に共通してある「過緊張」です。

発達障がいや知的障がいのある方に

多いと感じでいます。

筋肉が固く緊張しており、

血行不良、それに伴う末端の冷えを

とても感じます。

冷えが強い方だと、

爪が紫色のチアノーゼが出ていることも

あります。

もしかしたら、

冷えとプラスして

呼吸の浅さも関係しているかな、

と感じています。

どちらにしても、

深呼吸をしたりリラックスや脱力をするのが

難しい、ということです。

わたしたちでも、

日々社会生活を送る中で

多かれ少なかれ緊張がありますが、

過緊張を感じる方たちの緊張は

それ以上だということです。

ご本人さまの口からは、

その言葉が出てこないことが殆どなので

分かりづらいですが

からだに触れると分かります。

感覚過敏があって

常に緊張が伴っていたり、

人の中に入る、

人と会うことにドキドキしたり、

どうしても受け身になりやすい立場

であることも

緊張を増長させるのでは、と思います。

というところから、

リラックスが苦手な方にとって、

自然と体の力が抜けるアロマケアは

過緊張をほぐす大切なツールだと、

とても感じています。

ご家族さまからも、

アロマの時はこんなにリラックスしてて嬉しい

と言っていただいております。

療育アロマに関しては、

訪問させていただく毎に

たくさんの気づきをいただいてますので

こちらにまた少しずつ書いていきます。